ジョン・スタージェス

大脱走」をひさしぶりに観た。観たあとで、内田樹著『映画の構造分析』を半分読んだ。
反エディプス、父親殺し、女性器の象徴、母性の奪還 etc.
物語の中心には、自身の存在の否定を求める記号、ヒッチコックのいう「マクガフィン」があるという。でもこの映画の中では母性の記号に触れたものだけが生き残るのだとしたら、「トンネル」は自身の存在の否定を求めているとはいえない。もう少し読み進めないとだめらしい。