文化庁舞台芸術フェスティバル

国立劇場にて、「変貌する神々 −アジアの仮面劇」を観た。演目は、青森は下北の「権現舞/鐘巻」、韓国の「河回別神クッ仮面劇」、ブータンの「二マルン寺院のツェチュ祭」。ブータンの舞台美術のあまりの豪華さと舞踊の学芸会のような内容に度肝を抜かれた観客は、カーテンコールに至って仮面を取った踊り手たちが13〜17才くらいの少年ばかりでまたぶったまげた。労働基準法とか大丈夫なのかしら、あの人数(20人くらい)をブータンからどうやってひっぱってきたんだろう、滞在費は・・?と、舞台に関係のない処々が気になってしまう。ブータンの上演に怒って途中で帰ってしまった人もいたけれど、観客の動揺や怒りがカーテンコールでぱっ、と温かい拍手に切り替わった瞬間が面白かった。