インバル・ピント・カンパニー

イスラエルのダンスカンパニー、インバル・ピントの公演「オイスター」を観た。世田谷パブリックシアターにて。ビラの写真がメルヘンチックだったせいかお母さんと来てる小さい子をちらほら見かけた。が、舞台は決してちびっこ向きではなく。泣き出す子供がいなかったのが不思議。小学生の時ディズニーランドの白雪姫で大泣きした当時の私が客席にいたらおそらく声を殺して泣きべそをかいたことと思う。内容はエロティシズムと西洋人形のような不気味さ満点のストーリーのない童話のようなダンスの小品集という感じ。いや、子供の目から見るより大人の目から見るほうが不気味に感じるのかもしれない。ともかく、魅かれる部分と引く部分がごっちゃになっててきわどいところだったが、後半の「踊る」シーンは完全に玄人によるとても見ごたえのある内容だった。1時間て時間がちょうどよかった。