BankART 1929 Yokohamaにて、ANJ主催イベントのお手伝い。


<再考! 地域とアートプロジェクト
― フランス・ナントVS横浜の企画現場から探るシンポジウム ―>
世界各地の国際展や芸術祭はますますグローバル化・均質化し、文化事業があたかも町おこしの救世主のように取り上げられている昨今。単なる観光立地型、ショーケース的なイベントに終わらず、地域と市民に共通の体験と記憶をもたらすプロジェクト、地域に新しい価値を与え続けるプロジェクトとは何か? またそれを実現するためには何が必要なのか? 本講座では、フランス・ナント市(*1)の再生を仕掛けた独創的なアートプロジェクトの実例や現在開催中の横浜トリエンナーレを題材とし、プロジェクトを企画・実行する立場から改めて地域とアートプロジェクトの問題を深く掘り下げて考えます。

内  容 第1部
16:00〜 ジャン・ブレーズ (リュー・ユニーク ディレクター) 講演会  
プロジェクトの発明家に学ぶ 
「ナント流・アートプロジェクトのつくり方」
20年以上ナントを拠点に活動するジャン・ブレーズ氏は、レ・ザリュメ&ニュイ・ブランシュ(*2)、リュー・ユニーク(*3)、河口―海の横断線 (*4)といった独創的でサイト・スペシフィックなプロジェクトをナントで発明、自ら実行に移してきた凄腕アートディレクター。一地方都市ナントで生まれたこれらのプロジェクトは今、同じような問題意識を抱える地域へと越境し、広がっています。ナント流プロジェクトの魂はどこから来るのか? そのビジョンと手法について詳しく伺います。

第2部
17:15〜 ディスカッション ナントVS横浜
パネリスト: 
ジャン・ブレーズ(リュー・ユニーク ディレクター) 
ジャン=ルイ・ボナン(ナント市文化局長)
川俣正(アーティスト、横浜トリエンナーレ2005総合ディレクター) 



という内容・・・、だったらしい。会場にいて、会場の整備をして、講演を目の前にして仕事をしていたのに、講演の内容を聞く力が全くなかった。講演者の声が耳からすり抜けていった。イベントや公演の開催側の仕事をする時の最大の矛盾。講演者が流す映像を横目で観ながら、断片的にかろうじて理解できた内容を聞き流しながら、これは面白いと思いつつ肉体労働の疲れに抗えなかった。講演がつまらなかったということでは全くなくて、ANJでひどい仕事をさせられたとかいうことでも全くなくて(仕事はとても楽しい)、イベントを開催する側はそのイベントを生でゆっくり楽しむことはできないんだよなあと、いつもの当たり前の感想。美術品の展示や映画の上映は別だけど。人間がなまで動かないといけない場合。あとでビデオを見せてもらおう。