朝起きたら、私の左腕にジジが頭と腕を乗っけてすぴーと寝ていた。最近ジジは彼氏のキティオ君とソファで並んでひっくり返って寝てるので、珍しいと思いつつ起こさないように頭をなでながらジジが目を覚ますのを待っていると、ちっちゃくいびきをかきながら爆睡するばかりでいっこうに目を覚まさない。仕方がないので私も二度寝して、ふと目を覚ますとジジが今度はTシャツの端っこをがしがし甘噛みしている。なんだどうしたと声をかけると、ウニャーと叫んでベッドから飛び降り、ついてこいと手招きする。後を追い一階に降りると、要はおなかがすいただけのことらしく自分のお皿の前で首を傾げてごはんーと鳴く。おなかがいっぱいになると庭を全速力で助走して木に登り、見て見てーと叫ぶ。遠出をしてなかなか帰ってこない時は、私がピアノでベートーベンを弾くと帰ってくる。ショパンを弾くと絶対に帰ってこない。音の振動が気持ち良いらしく、床にべたーっと伸びて幸せそうにピアノの音を全身で聞いている。そんな小生意気なジジ君は、ウチにやってきて丸1年、御年2歳の立派な男の子になりました。ニャー