Dにメールをもらい、代官山AITルームにて「AIT ARTISTS' TALK #23「美術のための応援?救済?」ゲオルグ・ヴィンターと森弘治を迎えて」なるトークを聞きに行く。両氏は現在、原美術館にて開催中の展覧会『「アート・スコープ2005/2006」-インターフェース・コンプレックス』に参加しているアーティストで、プロフィールに「知覚」「空間」「体験」など、自分の修論に関わるキーワードが載っていたので、息抜きにと思って行ってみたら、ゲオルグ氏がベケットの『Film』に触発されて作ったという作品がスライドで出てきてびっくりした。トーク終了後、氏に、あなたのベケットへの興味と「知覚」への興味はどこかで繋がっているのかと聞くと、そのとおりだと言って自身のベケット体験をもの凄い勢いで話して下さった。思わぬところで、ベケット研究の中でもマイノリティな自分のテーマを励まされてしまった。嬉しい。原美術館にも行かねば。