六本木ヒルズにて、グレン・ラウリィ(ニューヨーク近代美術館館長)、アルフレッド・パクマン(ボンピドゥー・センター国立近代美術館館長)、ニコラス・セロータ(テート・ギャラリー館長)、高階秀爾、デイビッド・エリオット他を迎えてのシンポジウム。「シンポジウム」と名のつくほぼ全てのイベントに共通するように、ごく表面的な理想論がとうとうと述べられて終わった。が、これだけのメンバーがここ東京で一堂に会すること自体がありえないのでよしとする。ずっとイヤホンを付けないで聞いていたのだけれど、途中から通訳が木幡 和枝さんと聞いてあわててイヤホンを付ける。去年から自分のあまりの通訳能力のなさにほとほと疲れていたので、木幡女史の訳にしばし聞き惚れる。