さいたま芸術劇場にて、蜷川幸雄演出『エレンディラ』。原作者に対するこれ以上の冒涜は恐らく考えられないのではないかと思われるほど。


上演とは全く関係ないが、開演前ぎりぎりに劇場前に到着したら、スロープ脇の台にイナバウアーの格好で男の人が仰向けに倒れていて、がに股に開いた足2本だけがぶらんと垂れ下がっているのが見えたので、一瞬、


「・・・パフォーマンス?」


とM氏と顔を見合わせつつ近づくと、呼びかけても反応がない。しかし、どう見ても尋常とは思われないその光景の前を、お客さんが次々と素通りしていく。なにがなんだかよくわからないがとりあえず気を失っているようなので急いで救急車を呼ぼうとすると、突然、真っ赤に充血した眼をかっっと見開き、


倒れている人(以下 T)「・・・、大丈夫です。・・・まだ大丈夫です。」


我々「・・・・・!?」


M氏「だ、大丈夫ですか? お、起こしましょうか?」


T「・・・大丈夫っス。・・・大丈夫ッス。」


我々「・・・・・?」


私「(携帯に)あ、なんか、大丈夫・・・ておっしゃてるんで救急車大丈夫です。。。
  (T に)あの、、、ほんとに大丈夫ですか?」


T「大丈夫ス。」


我々「じゃあ、、ちょっと開演なんで、、、 失礼します。。。」


結局、開演時間2分すぎくらいに劇場に入ったら、上演時間が4時間を超える超大作だったため開演時間ピッタリに開演していて、しかも係員の誘導を待たないと席につけないといわれ、列に並ばされ、何分間も待たされてやっと観劇、と思ったらあまりの内容に途中休憩で帰りかけるも、喫煙所でS馬さんに遭遇しなんとか最後まで乗り切る。ああ、せっかくの休日が。。。。


にしてもあの人はなんだったんだ一体。