バイト先でMさんと合流し、2時間かけて小田原へ。小田原城のてっぺんから曇って見えない下界を見下ろしたあと、城のふもとでおそばを食べ、なぜかシネコンで「ブラック・ダリア」を観る。映画館へ向かうタクシーの中で、運転手さんに小田原の歴史を安土桃山時代から解説して頂く。例えば小田原城から見下ろせる一夜城跡地には、一夜城建設のために動員された人夫数百人が城の完成と同時に生き埋めにされた(by豊臣秀吉)、とか、小田原を流れる酒匂川(さかわがわ)は与謝蕪村が旅立ちの時に嵐で荒れ狂う川を鎮めるために酒を撒いたら鎮まったことに由来、とか、戦で殺された武士が埋まってる所に家を建てると体調が悪くなるあるいは死ぬ、とか、その他もろもろ。映画を観たあと道に迷いつつ小料理屋さんを発見、ものすごくおいしい小田原のお魚に舌鼓を打ちつつ、カウンターのお兄さんとマンガの話で盛り上がる。再び道に迷いながらなんとか小田原駅に到着し、無事帰還。いやー、小田原は、ものすごーく、いい所でした。また行きたいなー。