theatre iwatoにて、指輪ホテル公演『EXCHANGE』。


吉祥寺、井の頭公園特設テントにて、パレスチナ・キャラバン『アザリアのピノッキオ』。


 井の頭公園に着いてから特設テントまでの道がわからず、同じく道に迷っていた画家のおばちゃまと共に犬の散歩中のご近所さんらしき方々に道を聞き、それでもわからなくて公園の地図の前で首を傾げていた男の人をつかまえてどうもあっちの方角らしいという情報を手に入れ4人で一緒に急な丘を登る、と何やら開けた場所に出たのでまた道行く人に尋ねると、左手の方(結構遠く)にテントらしき明かりと人だかりが。ぜーぜー言いながらやっとのことでたどり着いたかと思ったら、長蛇の列で当日券がないかもしれない雰囲気。でもぎりぎりで買えました。


 題名からなんとなく子供向けかと思っていたのだけれど、内容はシュールレアル、というか子供がご両親と観てる前で2人の舞踏ダンサー(全裸に近い半裸)がばったばったと絡み合ってたり、ピノキオが時空間をこえて旅する話なんだけど実はピノキオを創ったおじいさんと過去の女とのいざこざの話、なのか・・・?みたいな、話が何重にも入れ子になっていて、パレスチナ人の俳優の男の子と日本人の俳優とのコミュニケーションの取り方とか、かなり工夫されているその作り込まれた感じと、台詞のちょっと(かなり)適当な言い間違いとかテントの手作り感とのギャップが大きすぎてとても面白かった。


都内の演劇的実践の数々の中でとても分類不可能な感じ。